建設業の業種 -29の工事業種- ③
目次
はじめに
皆さんこんにちは。宮城県の行政書士水越です。
建設業許可にはどんな業種があるのだろう?と疑問に思われている方はいらっしゃいませんか?建設業の許可を申請する上で、ご自身の会社様がどの業種に該当するかを把握しておかなければなりません。
「自分の会社がすべき業種の申請を間違えてしまったらどうしよう…」とお考えの方!業種を間違えて申請してしまうと、望んでいた仕事が受注出来なくなってしまいかねませんので不安ですよね。そのようなことがないよう、本日は建設業の業種29種類について纏めてみました。業種の数が多いので、全部で4回に分けて解説致します。本日はその3回目になりますので、ご参考にして頂けると幸いです。
専門工事27業種(その2)
今回は、専門工事27業種(その2)です。27業種あるので、3回に分けてご説明致します。
鉄筋工事業
棒鋼等の鋼材で加工、接合、組立をする工事です。コンクリートで作る建造物の強度を増強させる工事が該当します。
※例 鉄筋加工組立工事、鉄筋継手工事、ガス圧接工事など
舗装工事業
道路などの地盤面をアスファルト、コンクリート、砂、砂利、砕石などにより舗装する工事です。皆さんが良く目にするであろう、凸凹などで状態の悪い道路を綺麗にする工事が該当します。
※例 アスファルト舗装工事、コンクリート舗装工事、ブロック舗装工事など
しゅんせつ工事業
河川、港湾などの水底を浚渫(しゅんせつ)する工事です。しゅんせつというとなかなか聞き慣れない方もいらっしゃるかと存じますが、河川や溜池などの底に溜まっているヘドロや土砂といったものを取り除き、そのもの本来の機能を取り戻す工事になります。
※例 しゅんせつ工事
板金工事業
金属薄板等を加工し、工作物に取り付け、または工作物に金属製等の付属物を取り付ける工事です。ご説明の通り、金属薄板をその場で加工して取り付け修理する工事等が該当します。板金屋さんとして馴染み深い工事ではないでしょうか。
※例 板金加工取付け工事、建築板金工事、ステンレス板貼付け工事など
ガラス工事業
工作物にガラスを取り付ける工事です。こちらもシンプルにガラスを取り付ける工事が該当します。建物の中や外壁などあらゆる場面でガラスの取り付けの際に必要な工事です。
※例 ガラス加工取付け工事など
塗装工事業
塗料、塗材等を工作物に吹付け、塗付け、または貼り付ける工事です。塗装屋さんやペンキ屋さんというとイメージが付きやすいかと存じます。
※例 塗装工事、溶射工事、布張り仕上げ工事、鋼構造物塗装工事など
防水工事業
アスファルト、モルタル、シーリング材等によって防水を行う工事です。ビルの屋上などの床のひび割れからの雨漏りを防ぐ為に、防水加工を施す工事などが該当します。
※例 アスファルト防水工事、モルタル防水工事、シーリング工事など
内装仕上工事業
木材、石膏ボード、吸音板、壁紙、たたみ、ビニール床タイル、カーペット、ふすま等を用いて建築物の内装仕上げを行う工事です。内装なので、建築物の内観の施工になります。インテリア業者さんなどが該当します。
※例 インテリア工事、壁張り工事、内装間仕切り工事、たたみ工事、ふすま工事など
機械器具設置工事業
機械器具の組み立て等により工作物を建設し、または工作物に機械器具を取り付ける工事です。機械器具の設置に関する工事は、広く全ての工事に含まれます。機械器具の種類によっては、電気工事や管工事など重複するものもあります。これらは電気工事などの専門的な工事に区分し、これらの専門的な工事に該当しない場合や複合的な機械器具の設置が機械器具設置業に該当致します。
※例 プラント設備工事、運搬機器設置工事、昇降機設置工事、ダム用仮設備工事、遊戯施設設置工事、舞台設置工事、サイロ設置工事、立体駐車場設備工事など
まとめ
以上が建設業者の業種 専門工事(その3)についてでした。次回で各業種についての説明は最後になりますので、ご参考にして頂けると幸いです。
今回の記事を読んで、細かい部分で分からないことや、建設業の申請に関してご自身で出来るか不安だという方などがいらっしゃいましたら、宮城県以外の方でも是非お気軽にご相談ください。弊事務所でしっかり許可申請サポートさせて頂きます。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。