建設業 入札参加資格登録について(宮城県)
目次
はじめに
皆さんこんにちは。宮城県の行政書士水越です。建設業許可取得をした段階では、民間の施主様または建設業の事業者様からの発注を受けることがメインです。それ以外に国や地方自治体などから受注をするには、どうすれば良いのでしょうか。今回は、入札参加資格登録(宮城県)について解説致します。ご参考にして頂けたら幸いです。(2022年8月現在)
入札参加資格登録とは
国や地方自治体からの工事受注を受けるための入札参加資格の登録のことをいいます。入札参加資格登録には、経営事項審査が必須となります。経営事項審査の記事は以下でまとめておりますので、ご参照ください。
経営事項審査の結果に応じて各社ランク付けがなされます。そのランクごとに入札参加出来る先が分けられており、それぞれ請負金額が異なってきます。
入札参加資格登録の申請
入札参加資格登録の申請には、宮城県内に本店がある事業者様と、宮城県外に本店がある事業者様で若干書類が異なるので注意が必要です。また、更新や業種の追加を申請する場合も、通常の申請書類と異なる部分があります。
申請書の様式は、契約課のホームページからダウンロードして記入しましょう。ネット環境がない場合は宮城県庁2階の収納局契約課でご確認ください。令和4年7月1日より誓約書以外は代表印の押印が不要となりましたが、仮に押印してしまっても有効になるとのことです。申請書類は、申請要領の付番通りにクリップで仮止めしてまとめます。
提出方法は、特定記録郵便またはレターパック青での郵送のみとなります。審査の結果に関しては四半期ごと(4月、7月、10月、1月)の承認で、登録通知書が送付されます。
まとめ
以上が、入札参加資格登録についてでした。建設業許可取得と経営事項審査の申請をしなければ登録は出来ませんので、段階を踏んで一つずつクリアしていきましょう。なお、入札参加資格登録をしたからといって、必ずしも落札が出来るわけではありません。入札の参加資格を持つことが出来る申請になりますので、ご理解頂けますと幸いです。弊事務所では、建設業許可をはじめとした申請代行を承っておりますので、お気軽にご相談ください。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。