産業廃棄物の運搬容器について

目次

はじめに

 皆さんこんにちは。宮城県仙台市の行政書士水越です。産業廃棄物収集運搬業を行うにあたり、運搬容器を準備する必要があります。様々な産業廃棄物がありますが、どういった運搬容器を用意し使用すればよいのでしょうか。今回は、産業廃棄物の運搬容器について解説いたします。ご参考にしていただけますと幸いです。(2024年4月)

産業廃棄物収集運搬業許可について

 産業廃棄物収集運搬業許可の申請を行うには、まず大前提として産業廃棄物収集運搬の講習会を受講し、修了証をもらわなければなりません。その上で、運搬車両や運搬容器、事務所や駐車場なども必要となります。また、産業廃棄物の種類を予定収集先や予定運搬先とともに記載が必要です。あらかじめ、どんな産業廃棄物をどこから収集しどこへ持っていくのかというところも計画しておきましょう。

産業廃棄物の運搬容器について

 一般的に産業廃棄物の運搬容器の一例として、オープンドラム缶・クローズドラム缶・ケミカルドラム缶・フレコンバックなどがあります。
 オープンドラム缶には、燃え殻・汚泥・廃油・ばいじんなどといった産業廃棄物の運搬容器として用いられます。ケミカルドラム缶には、廃酸・廃アルカリといった産業廃棄物の運搬容器として用いられます。廃酸・廃アルカリの性質上、ケミカルドラム缶(場合によってプラスチックドラム)に入れて収集運搬する必要があるからです。フレコンバックには、廃プラスチック類・ゴムくず・金属くず・紙くず・繊維くず・ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くずなどの運搬容器として用いられます。
 この他にも、石綿含有産業廃棄物を含む汚泥の運搬容器としてプラスチック二重袋を使用するなど、産業廃棄物の種類によって運搬容器も変わってきますので注意しましょう。

まとめ

 以上が、産業廃棄物の運搬容器についてでした。あくまでも一例ですので、各々に合った運搬容器を使用していくようにしましょう。弊事務所では、産業廃棄物収集運搬業許可の申請代行を承っております。ご自身での申請する時間がない方や、管理をしてほしい方などいらっしゃいましたら是非お気軽にお問い合わせください。本記事をお読みいただき、誠にありがとうございました。