国の入札参加資格 一元受付について
目次
はじめに
皆さんこんにちは。宮城県仙台市の行政書士水越です。入札参加資格審査申請には、都道府県や市町村の他に、国に対して申請をするものもあります。こちらはどのようにして申請するのか分からないという方もいらっしゃるかと存じます。今回は、国の入札参加資格審査申請のインターネット一元受付について解説致します。ご参考にして頂けたら幸いです。(2022年11月現在)
入札参加資格審査申請とは
まず、入札参加資格審査申請とはどのような制度なのでしょうか。以前の記事で、宮城県版としてまとめておりますのでご参照ください。
入札参加資格審査申請を行うには、基本的に経営事項審査が必須です。建設工事、建設関連(測量・建設コンサルタント)、物品役務の3つに分類されますが、会社様で入札参加を希望するものを選択しましょう。
インターネット一元受付
それでは、国の入札参加資格審査申請インターネット一元受付について解説致します。財務省や厚生労働省、地方整備局などといった先に対するインターネット一元受付は建設工事と建設関連(測量・建設コンサルタント)の2種類で定期受付のみとなっております。インターネット方式で対応していない申請(経常建設共同体に係る申請の場合など)は文書郵送申請になりますので、注意してください。
まずは、パスワード発行が必要になります。行政書士に委任する場合、その場でパスワードが発行出来る形ですが、本人申請の場合は郵送でパスワードが送られてきます。建設工事と建設関連とで若干仕様が異なる部分がございますので注意が必要です。いずれにせよ、行政書士に依頼する場合は委任状が必要になります。
その後、委任状や納税証明書の送信、申請書データを打ち込んだ上で申請するといった流れになります。パスワード発行、委任状送信、納税証明書送信、申請データ作成、申請データ受付、それぞれ受付期間が異なります。特にパスワード発行は、間に合わない場合申請自体が不可能になるのでご注意ください。
万が一、認定後に部局の追加などの変更を行いたい場合は、変更届の提出が必要となります。通知書の写しの添付を求められる省庁もありますので、大切に認定通知書は保管しておきましょう。
まとめ
以上、国の入札参加資格審査申請のインターネット一元受付についてでした。それぞれの工程に期間が設けられていますので、手順を踏んで申請を行なっていきましょう。また、共通の申請事項はありますが、申請する機関により異なる申請事項も中にはございますので、注意して頂けたらと存じます。弊事務所では、入札参加資格審査申請をはじめとした建設業関連の申請代行を承っております。ご自身で行う時間を他の時間に充てたいといった方がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問い合わせください。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。