看板撤去の工事の種類は何か

目次

はじめに

 皆さんこんにちは。宮城県仙台市の行政書士水越です。建設業許可申請時はもちろん、毎年の決算変更届や経営事項審査で必要になる工事経歴書。記入する項目の中に、工事の種類があります。どのように分類すべきか分からないという方も少なくないかと存じます。今回は、工事経歴書の工事の種類について解説致します。ご参考にして頂けたら幸いです。(2022年11月現在)

工事経歴書とは

 まず、工事経歴書について説明致します。読んで字の如くですが、会社様の事業年度内の工事経歴を記入します。工事の種類、発注者、工事内容、現場責任者、主任技術者・監理技術者どちらか、請負金額、工事の期間などが項目としてあります。建設業許可申請以外にも、毎年提出が必須の決算変更届や、入札参加の為の経営事項審査申請にも必要となる書類です。決算変更届・経営事項審査に関しては、以下の記事でまとめておりますので、ご参照ください。

建設業許可 決算変更届について

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建設業 経営事項審査について

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 工事経歴書は、種類ごとにまとめる必要があります。また経営事項審査を受けるか否かで請負金額の税抜・税込の記入が異なってきます。工事件数も事業者様の状況・自治体によって異なりますので、状況に合った記入が必要です。

誤りがちな工事の種類

 工事内容によって工事種別を分けていきますが、少し似通った内容ですと、工事の種類を誤りがちです。例として解体工事を挙げます。
 家屋などの建物を解体する工事は、分かりやすく解体工事に分類されます。しかし、土間などの解体や看板の撤去といったところは、とび・土工・コンクリート工事に分類されます。また、部屋の一部である壁のみの解体や改修工事は内装仕上工事に分類されます。名目的には解体工事でも、細かい中身を見ると別の工事種別に該当することがありますので、注意が必要です。

まとめ

 以上が、工事経歴書の工事の種類についてでした。あくまでも一例ではございましたが、しっかりとした工事経歴書を作成する意味でも、工事内容に応じた種類を記入することが大切です。弊事務所では、建設業許可や決算変更届をはじめとした申請代行を承っております。ご自身の時間がない、工事の種類が曖昧という方がいらっしゃいましたら是非お気軽にお問い合わせください。本記事をお読みいただき、誠にありがとうございました。