建設キャリアアップシステムの注意点
目次
はじめに
皆さんこんにちは。宮城県仙台市の行政書士水越です。建設業の中で少しずつ登録者数が増えている建設キャリアアップシステムですが、登録にあたって注意すべき点もあります。今回は、建設キャリアアップシステムの注意点について解説致します。ご参考にして頂けたら幸いです。(2023年4月現在)
建設キャリアアップシステムとは
まず、建設キャリアアップシステムとはどのようなシステムかご説明致します。建設キャリアアップシステムとは、建設キャリアアップカードを通じて、建設業の技能者さんの就業履歴を管理するものです。レベル判定することによってカードの色が変わり、評価の明確化という部分でも活用出来ます。
事業者登録(会社様)と技能者登録を行う必要があり、事業者と技能者を紐づけて運用することで就業履歴を蓄積していきます。
建設キャリアアップシステムの注意点は
建設キャリアアップシステムに登録し、運用していくと言っても、注意点があります。
まず、技能者さんは詳細型で登録しなければ、所有資格の登録やその実績の蓄積が出来ません。簡略型でとりあえずカードだけ作られる方もいらっしゃいますが、詳細型での登録をおすすめ致します。万が一、簡略型から詳細型へ移行したい場合は、そちらの手続きと不足分の手数料を支払うことで移行は出来ます。
また、事業者との紐付けには、技能者登録の際に事業者IDと紐付けが必要です。事業者IDを入力しなくても事業者の選択は出来ますが、事業者IDを入力して登録しなければ紐付けまではされません。こちらも、仮にIDを入力しないまま登録した場合でも、変更申請でIDを入力し直すことで対応は可能です。しかし、通常の変更申請と同様に、反映まで数日はかかります。
まとめ
以上が、建設キャリアアップシステムの注意点になります。今回はあくまでも、登録する上での注意点をご紹介致しました。上記の2点以外にも、顔写真は原則更新時にしか変更が出来ないなどの注意点はあります。建設業許可と並行して、変更等もあるかと存じますので、建設キャリアアップシステムとの一元管理をおすすめ致します。弊事務所では、建設業許可や建設キャリアアップシステムの申請代行を承っております。お気軽にご相談ください。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。