技術職員?技術士?技能士?
目次
はじめに
皆さんこんにちは。宮城県仙台市の行政書士水越です。建設業において、様々な用語が出てきます。中でも混同しやすいのが、技術職員・技術士(技術者)・技能士(技能者)です。今回は、こちらの3つの用語を解説致します。ご参考にして頂けますと幸いです。(2023年4月現在)
技術職員とは
まず、技術職員とはどういった方を指すのでしょうか。技術職員とは、該当する資格取得者や10年以上の実務経験があるといった方を指します。技術職員数は経営事項審査で、技術力評点として加点項目となっております。なお、建設キャリアアップシステムのレベル判定で、レベル3以上となった方は、要件を満たしていなくても2点(レベル4は3点)の加点となります。技術職員と同等の評価となるわけです。
技術士(技術者)とは
次に、技術士とはどういった方を指すのでしょうか。技術士(技術者)とは、施工の管理を行う者で、基本的に直接的な作業は行わない者を指します。いわゆる監理技術者や主任技術者などの施工に従事する者を指導する立場の方達を言います。
技能士(技能者)とは
最後に、技能士とはどういった方を指すのでしょうか。技能士(技能者)とは、技能労働者のことで、建設工事の直接的な作業を行う者を指します。建設キャリアアップシステムでは「技能者登録」として用語が出てきています。現場に出る方のためのCCUSカードですから、「技能者」となります。
まとめ
以上が、技術職員・技術士(技術者)・技能士(技能者)についてでした。どの用語も似通っているため、区別するのが難しいかと存じます。場面ごとによって、それぞれ使われることが多いので、頭の片隅に入れておくことをおすすめ致します。弊事務所では、建設業許可申請代行や決算変更届作成代行、建設キャリアアップシステム申請代行などを承っております。お気軽にご相談ください。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。