ドローン飛行許可 包括申請の手順
目次
はじめに
皆さんこんにちは。宮城県の行政書士水越です。近年、活用の幅が広がってきているドローン。安全確実に活用していくためにも、ドローンの飛行許可は重要になってきます。今回は、電子申請(DIPS)を用いたドローン飛行許可包括申請の手順について解説致します。ご参考にして頂けたら幸いです。(2022年8月現在)
ドローンの概要について
まず、ドローンの概要について以下の記事でまとめております。ご参照ください。
ドローン飛行許可申請の下準備
ドローン飛行許可申請の前に下準備があります。それは、以下の項目です。
・ドローンは購入して手元にあるか
・誰が操縦者となるか
・10時間以上の飛行経歴はあるか
・どのような目的があるか など
ドローン飛行許可を申請するにあたり基礎的な項目になりますので、ご確認頂けたらと存じます。
ドローン飛行許可包括申請(DIPSの場合)
ドローン飛行許可申請には郵送と電子申請がありますが、今回はドローン情報基盤システム(DIPS)を通した電子申請での解説を致します。以下の通りに順を追って参ります。
① アカウント作成
DIPSのホームページから、アカウント作成ページにアクセスします。入力項目として、申請者のメールアドレス・氏名・住所等連絡先・ログイン時のパスワードなどがあります。
確定させると、入力したメールアドレスにログインIDが付与されたURLが届きますので、そちらから本登録を行なってください。
② 機体情報登録
DIPSサイトメニューの真ん中「準備が済んでいる方へ」から先ほどのIDとパスワードでログインします。無人航空機情報の登録から登録機体が新たにある場合は、ホームページ掲載の機体がどうかを検索します。こちらに機体が掲載されていない場合は、ホームページ掲載機体以外のボタンから機体情報を登録していきます。
③ 操縦者登録
メニューの②の隣にある操縦者登録ボタンから入って頂きます。操縦者の技能認証の有無を選択し、飛行経歴や操縦機体の追加などを実施の上、登録します。
④ ドローン飛行許可申請書作成
メニューの申請書の作成(新規)に入って頂きます。飛行の目的(業務か業務以外か)、許可が必要な項目・理由(150m以上の飛行や空港周辺の場合は空港等との折衝が必要です)などを選択します。包括申請の場合は年間を通じて飛行にチェックして開始日を入力します。そして飛行が想定される範囲はどこになるか、申請先の航空局などはどこかを選択します。
機体情報の入力の際には、追加基準を選択し、機体情報を入力(LEDがついているか、プロペラガードがあるかなど)するよう注意してください。
賠償責任保険があれば入力、緊急連絡先の入力や許可証は紙が電子かを選択して進んでいただき、申請を完了させます。
かなり凝縮して羅列致しましたが、申請の流れは以上になります。
まとめ
以上が、ドローン飛行許可包括申請の手順についてでした。活字での説明ですので、かなり端的にはなりましたが、実際はもっと内容があります。弊事務所では、ドローン飛行許可の申請代行を承っております。宮城県以外の方でもお気軽にご相談ください。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。