軽自動車の車庫証明 -宮城県の場合-

目次

はじめに

 皆さんこんにちは。宮城県の行政書士水越です。
 車庫証明は普通自動車だけが取得すれば良いものではないということはご存知でしょうか。軽自動車も地域によっては、車庫証明の届出が必要になります。

「どこに保管場所を置く場合に車庫証明の届出が必要なのだろう…」と心配されるケースもあるかと存じます。今回は、宮城県の軽自動車の車庫証明届出が必要な地域について纏めてみました。(2022年1月現在)ご参考にして頂けると幸いです。

軽自動車でも車庫証明が必要な場合

 まず軽自動車の車庫証明が不要な地域と必要な地域がある理由をご説明致します。それは、軽自動車の車庫証明は自治体が管理しているからです。必ず車庫証明が必要な普通自動車は、車庫証明の「申請」で国が管理しているのに対し、自治体が管理している軽自動車の車庫証明は、車庫証明の「届出」になります。さらに、車庫証明の届出が必要な地域の条件として、「都道府県の県庁所在地」「人口10万人以上の市町村」「東京や大阪などの中心から30㎞圏内の市」が挙げられます。いずれか1つにでも当てはまれば軽自動車の車庫証明届出が必要な地域です。
 先述の車庫証明「申請」と車庫証明「届出」の違いは、端的に言うと許可という返事があるかないかです。普通自動車の車庫証明申請の場合、書類提出(申請)をして数日後に車庫証明書(申請書に承諾の押印がされた書類)が許可という形で返ってきます。一方で軽自動車の車庫証明届出の場合、書類提出(届出)をして完了です。保管場所標章を取得するのは同じなのですが、申請をするのは普通自動車のみとなります。ですから、軽自動車の車庫証明届出は申請手数料はかからず、標章代のみとなるのです。

宮城県で車庫証明届出が必要な地域

 それでは、宮城県で車庫証明届出が必要な地域はどこなのでしょうか。以下の地域が該当致します。

・仙台市全域
・石巻市の一部(平成17年4月の1市6町合併前の旧石巻市)
※ つまり旧河北町、旧河南町、旧桃生町、旧雄勝町、旧北上町、旧牡鹿町は軽自動車の車庫証明届出は不要になります。

 上記2つの地域は、軽自動車の車庫証明届出が必要になります。特に石巻市合併前の旧6町の地域は届出は不要ですので、ご注意頂けたらと存じます。

まとめ

 以上が、宮城県の軽自動車の車庫証明届出が必要な地域についてでした。全ての地域が不要というわけではなく、軽自動車の車庫証明届出が必要な地域はあります。今回は宮城県を例に出しましたが、各都道府県に届出が必要な地域はございますので、是非ともご確認ください。
 本記事を参考に保管場所の住所を確認の上、管轄の警察署で車庫証明届出をして頂けたらと存じます。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。

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