麻薬小売業者免許とは

目次

はじめに

 皆さんこんにちは。宮城県の行政書士水越です。麻薬小売業者免許という制度があります。こちらの制度はどのような場合に取得するべきなのでしょうか。今回は、麻薬小売業者免許について解説いたします。ご参考にして頂けたら幸いです。(2022年7月現在)

麻薬小売業者免許とは

 麻薬施用者の麻薬を記載した処方せんにより調剤された麻薬を譲り渡すことを業とする者に必要な免許をいいます。小売業者と聞くと、小分けで販売するイメージが強いですが、処方せん調剤された麻薬を取り扱う方のことをいいます。なお、薬局開設の許可を受けている方でなければ麻薬小売業者免許を受けることができません。3年に1度新規申請が必要です。

必要書類

・麻薬小売業者免許申請書
・診断書(診断から1ヶ月以内)
・薬局開設許可証の写し
・麻薬保管庫の設置場所を記載した業務所の平面図
・麻薬保管庫の構造概要図(寸法を記入すること)
・登記事項証明書(発行日から1ヶ月以内のもの)※法人様のみ
・組織図(業務分掌表)※法人様のみ
 収入証紙の手数料は4,500円です。正本及び副本を提出しますが、控えの分も作成(計3部)しておくことをおすすめします。

提出先(宮城県)

仙台市
→宮城県庁薬務課・監視麻薬班

白石市、角田市、蔵王町、七ヶ宿町、大河原町、村田町、柴田町、川崎町、丸森町
→仙南保健所・獣疫薬事班

名取市、岩沼市、亘理町、山元町
→ 岩沼支所・食品薬事班

塩竃市、多賀城市、松島町、七ヶ浜町、利府町
→塩釜保健所・食品薬事班

大和町、大郷町、富谷町、大衡村
→ 黒川支所・食品薬事班

大崎市、加美町、色麻町、涌谷町、美里町
→ 大崎保健所・獣疫薬事班

栗原市
→栗原支所・食品薬事班

石巻市、東松島市、女川町
→ 石巻保健所・獣疫薬事班

登米市
→ 登米支所・食品薬事班

気仙沼市、南三陸町
→ 気仙沼保健所・食品薬事班

まとめ

 以上が、麻薬小売業者免許についてでした。麻薬を処方される際には必要になる免許ですので、忘れずに取得しましょう。また、薬局開設許可証も必要になります。弊事務所では、薬局開設許可や麻薬小売業者免許申請の代行を承っております。宮城県以外の方も是非お気軽にご相談ください。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。