経営事項審査とCCUSの関わり
目次
はじめに
皆さんこんにちは。宮城県仙台市の行政書士水越です。建設会社様にとって、経営事項審査の点数は気になるものであると存じます。そういった中で、CCUS(建設キャリアアップシステム)が経営事項審査に関わってくる部分もございます。今回は、経営事項審査とCCUSの関わりについて解説致します。ご参考にして頂けたら幸いです。(2023年2月現在)
経営事項審査とCCUSとは
まず、経営事項審査について以下の記事でまとめておりますので、ご参照ください。
経営事項審査は、公共入札に参加する上で原則必須となっております。経営事項審査を受けると、会社様に評定通知書という点数が記載されたものが発行されます。
続きまして、CCUS(建設キャリアアップシステム)について以下の記事でまとめておりますので、ご参照ください。
CCUSは、建設業者様の処遇改善や経歴の見える化を目的とした制度です。国としては、公共工事のみならず、全現場でCCUSを導入する方針としています。未登録の方は、弊事務所でも代行申請しておりますので、お気軽にお声掛けください。
経営事項審査とCCUSの関わり
経営事項審査とCCUSには関わりがあり、近年経営事項審査の加点対象にCCUSが加わり始めました。こちらは具体的にどのような要件なのでしょうか。
① 審査基準日以前3年間でレベルが1以上向上した方がいれば加点
※レベル判定には、判定を行なっている団体に申請をしなければなりません。
② 就業履歴の蓄積のために必要な環境を整備している場合は加点(審査基準日令和5年8月14日以降が審査対象)
※こちらは、請負金額500万円未満の軽微な工事や災害応急工事などは含みません。
①に関しましては、レベル判定も必要となります。早めのカード作成と現場での活用がポイントです。②に関しましては、公共や民間の全現場での環境整備を必要としており、カードはもちろんのこと、カードリーダーも必要となります。
まとめ
以上が経営事項審査とCCUSの関わりについてでした。CCUSで経営事項審査の点数アップを目指す場合は、早期のカード発行とカードリーダーなどの環境整備が必要となります。弊事務所では、CCUS登録申請代行を承っております。また、CCUS登録行政書士となっておりますので、情報提供もお届け出来ます。お気軽にご相談ください。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。