補助金の基礎について
目次
はじめに
皆さんこんにちは。宮城県の行政書士水越です。現在世の中には多くの資金調達方法が存在していますが、種類によって入金までの流れが異なってきます。そこで今回は補助金について解説いたします。ご参考にして頂けたら幸いです。(2022年7月現在)
補助金の特徴
資金調達方法の一つとして挙げられる補助金。
その特徴としては、以下のものがあります。
①事業計画の作成
補助金には、申請書があります。その中には、この補助金を活用してどのような展開をしていくのかを示す必要があります。それが事業計画(経営計画)です。
②採択率
補助金は申請すれば全員がもらえるものではありません。事務局が申請書を審査し、採択された事業者様に補助金活用の権利が生まれます。採択率は補助金の種類や、その回毎に変動してきます。
③補助対象経費
補助金は全ての経費に活用出来るわけではありません。補助対象となる経費のみ活用出来るので、展開をお考えの事業者様は、それに見合った活用をしていきましょう。
④交付決定後に支出
補助金は、交付決定後に対象経費の支出をします。交付決定前にすでに購入してしまっている場合は、事前着手制度がある場合を除き、原則認められません。
⑤補助事業実施期間
補助金には補助事業実施期間というものがあります。交付決定後に設けられ、計画書に沿った事業を実施する期間を指します。
⑥実施報告後に入金
補助金入金のタイミングは、補助事業実施期間後の実施報告をしてからとなります。先に入金ではなく、後から入金になるので、資金計画には余裕を持って臨みましょう。
支援金のようにレスポンスが早いものではないので、すでに将来的に設備投資等の展開をお考えの方向けの資金調達方法になるかと存じます。
代表的な補助金
代表的な補助金には、販路開拓や生産性向上の取り組みを支援する小規模事業者持続化補助金や、企業の設備投資等を支援するものづくり補助金。企業のIT化による業務効率化等を支援するIT導入補助金などが挙げられます。
まとめ
以上が補助金の基礎についてでした。事業者様の状況に応じて活用出来る補助金は変わってきます。事業展開をお考えで、ご自身で分からない部分があるという方は、弊事務所にて補助金申請サポートを承っております。宮城県以外の方も是非お気軽にご相談ください。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。