お祭りなどで出店を出したい場合(宮城県仙台市)

目次

はじめに

 皆さんこんにちは。宮城県の行政書士水越です。新型コロナウイルスの影響で、催し物が制限されていた昨今でしたが、スポーツやライブイベントの制限緩和で出店を出すことが増えてくるかと存じます。その際には、様々な許可が必要になってきます。今回は行事等(七夕祭りなど)の期間中に宮城県仙台市で必要な許可をまとめてみました。ご参考にして頂けたら幸いです。(2022年6月現在)

どれくらいの期間出店するか

 まず、営業許可を出店予定地管轄の保健所に申請します。その際、出店をどれくらいの期間出店するかで必要な申請書類が異なってきます。仮説営業と臨時営業で分かれ、どちらも行事等に伴うものに限られるのですが、詳細は以下のとおりです。

・仮説営業
営業日数 制限なし
有効期間 5年
申請手数料(新規) 10,000円
申請手数料(更新) 8,000円

・臨時営業
営業日数 5日未満
有効期間 6ヶ月
申請手数料 3,000円

 単発で出店を出す場合は、臨時営業でもいいかと存じます。出店者様それぞれの状況に合わせてみるといいでしょう。

申請に必要な書類
① 飲食店営業許可申請書(様式第2号)
② 施設の構造及び設備を示す図面(要領様式1)
③ 仮設店舗営業計画書(要領様式2または3) 
④ 食品衛生責任者の資格がわかるもの

 その他、必要に応じて行事の開催要領などが求められる場合もあります。
 標準処理期間は申請日から7日(開庁日)となっておりますが、不備等があった場合はずれ込んでしまいますので注意しましょう。
 また、すでに飲食店経営をされていて飲食店営業許可を取得している事業者様もいらっしゃるかと存じます。そういった事業者様でも、場合により別途飲食店経営許可申請を提出する必要があります。こちらも注意しましょう。

注:なお、仙台市の商工会議所様に問い合わせたところ、2022年の仙台七夕まつりの出店は、物販のみでお願いしているとのこと。飲食物の販売なしでのお願いだそうです。

 今回は宮城県仙台市を取り上げておりますが、仙台市以外の宮城県内各地域の申請方法や申請先は以下のリンクをご参照ください。

https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/shoku-k/02kasetu.html

 この他、道路や歩道などを使用する場合には道路使用許可が必要です。こちらは使用する場所を管轄する警察署に申請します。

まとめ

 以上が、宮城県仙台市での催し物の出店に必要な許可についてでした。当然のことではありますが、主催者様が飲食物を提供する露店の出店について、禁止にした場合は出店出来ませんのでご注意ください。また、催し物から遠い位置(関連性がない)場所で出店する場合は許可がおりない可能性が高いので、どちらか分からない方は保健所に事前に相談しましょう。弊事務所では、飲食店営業許可をはじめとした各種許認可申請の代行を承っております。宮城県以外の方も是非お気軽にご相談ください。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。