建築士事務所に必要な手続き
目次
はじめに
皆さんこんにちは。宮城県仙台市の行政書士水越です。建築士事務所として登録される場合、様々な手続きが必要となります。今回は、建築士事務所に必要な手続きについて解説致します。ご参考にして頂けたら幸いです。(2023年2月現在)
建築士事務所登録とは
まず、建築士事務所登録についてご説明致します。一級建築士・二級建築士・木造建築士又はこれらの者を使用する者は、他人の求めに応じて報酬を得て建築物の設計・監理、建築工事に関する契約などの事務、指導監督などを行う場合、建築士事務所登録をする必要があります。
建築士の資格を持っている又は建築士の資格を持っている人を雇う建築士事務所様は、建築士事務所登録が必要ということです。
建築士事務所登録には、新規申請・更新申請・変更届・業務報告などがあります。
建築士事務所登録の新規申請
建築士事務所登録を初めて申請する場合、どのような書類が必要なのでしょうか。宮城県では、以下の通りです。
・申請書
・所属建築士名簿
・建築士の講習修了証
・役員名簿(法人様の場合)
・登記事項証明書(法人様の場合)
・業務概要書
・略歴書(登録申請者様[代表]と管理建築士様)
・誓約書
・管理建築士様の建築士免許証
・管理建築士様の専任を証明する書類(健康保険証や雇用保険被保険者証など)
・定款の写し(法人様の場合)
・管理建築士講習修了証の写し
・手数料振込証明書の写し
管理建築士様は、申請する建築士事務所の専任でなければなりません。また、手数料は一級建築士事務所は17,000円、二級建築士事務所は11,000円、木造建築士事務所は9,000円となっております。申請時に証明書が必要なので、申請前に振り込む必要があります。
5年に1度更新申請もしなければなりませんが、新規申請と同様の書類です。また、1年に1度業務報告が必要です。建築士事務所の業務実績を内容・期間などとともに記入して提出します。
まとめ
以上が建築士事務所に必要な手続きについてでした。上記の項目以外にも、管理建築士様が変更になったなど、事務所様に変更があった場合は変更届を提出しましょう。弊事務所では、建築士事務所の申請手続き代行を承っております。日々の業務で申請に手が回らないなどといった方がいらっしゃいましたら、是非お気軽にご相談ください。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。