建設キャリアアップ(CCUS) 事業者登録について
目次
はじめに
皆さんこんにちは。宮城県の行政書士水越です。建設キャリアアップシステム(CCUS)には、事業者登録と技能者登録があります。今回は、事業者登録について解説致します。参考にして頂けたら幸いです。(2022年9月現在)
建設キャリアアップシステムとは
建設キャリアアップシステム概要については、以下の記事でまとめております。
事業者登録とは
建設キャリアアップシステムを活用するには、事業者登録が必要です。一人親方さんでも事業者登録が必要になります。「事業者」ということですから、会社様や個人様の屋号を登録するものが事業者登録です。建設キャリアアップシステムは、大元となる事業者様の登録と直に現場で活用していく技能者様の登録の2つからなるとイメージして頂くと分かりやすいです。
事業者登録の必要書類
登録申請の際には、確認書類が必要です。代行の場合もほぼ同じですが、以下の通りになります。
① 建設業許可証明書の写しまたは建設業許可通知書の写し(建設業許可がある場合)
② 事業税(法人税も可)確定申告書の写しまたは納税証明書の写しと履歴事項全部証明書の写し(建設業許可がない法人様の場合)
③ 開業届の写しまたは納税証明書の写しまたは所得税確定申告書(建設業許可がない個人様の場合)
④ (健康保険・年金保険加入証明として)領収済証等の写し、社会保険料納入証明書の写し、健康保険・厚生年金保険適用確認願の写し、健康保険・厚生年金保険被保険者標準報酬月額決定通知書の写し、健康保険・厚生年金保険 被保険者賞与支払届の写しのうちいずれか1点
⑤ (雇用保険加入証明として)雇用保険適用事業所設置届事業主事業所各種変更届事業主控の写し、納付書・領収証書の写し、労働保険概算・増加概算・確定保険料申告書の写し、労働保険料等納入通知書の写しのいずれか
⑥ (建設業退職金共済制度に加入している場合)建設業退職金共済契約者証の写し
⑦ (中小企業退職金共済制度に加入している場合)中小企業退職金共済手帳の写し
⑧ (労災保険特別加入証明として)労働者災害補償保険.特別加入申請書の写し、労災保険特別加入 加入証の写しのいずれか
以上が主な添付書類となります。
事業者登録の利用料
建設キャリアアップシステムは利用料がかかります。事業者登録に関係する利用料は3つです。
① 事業者登録料
資本金額に応じて5年に1度支払います。資本金5,000万円未満は払込票での納付、資本金5,000万円以上は銀行振込での納付になります。
※消費税を含む
一人親方 0 円(無料)
一人親方以外の個人事業主 6,000円
500 万円未満 6,000円
500 万円以上 1,000 万円未満 12,000円
1,000 万円以上 2,000 万円未満 24,000円
2,000 万円以上 5,000 万円未満 48,000 円
5,000 万円以上 1 億円未満 60,000円
1 億円以上 3 億円未満 120,000円
3 億円以上 10 億円未満 240,000円
10 億円以上 50 億円未満 480,000円
50 億円以上 100 億円未満 600,000円
100 億円以上 500 億円未満 1,200,000円
500億円以上 2,400,000円
② 管理者ID利用料
毎年支払います。登録後、送付される請求書記載の専用口座に銀行振込します。
1ID 11,400円 (一人親方は無料)
③ 現場利用料
毎月支払います。専用口座に銀行振込します。
1人1現場1回あたり 10円
まとめ
以上が、建設キャリアアップシステム(CCUS)の事業者登録についてでした。事業者様の状況に応じて、準備する書類が異なってきます。ご自身の会社で何を用意すれば良いのか分からない、申請する時間を別なことに使いたいなどといった方がいらっしゃいましたら、弊事務所が申請代行承りますので、お気軽にお問い合わせください。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。