建設業許可 決算変更届について
目次
はじめに
皆さんこんにちは。宮城県の行政書士水越です。建設業許可を取得すると、5年に1度更新が必要になりますが、それとは別に毎年届出が必要な書類があります。今回は、建設業の決算変更届について解説致します。ご参考にして頂けたら幸いです。(2022年9月現在)
建設業許可とは
建設業許可については、以下の記事でまとめておりますのでご参照ください。
500万円以上の工事受注や、自社の更なる社会貢献に必要となる許可になりますので、要件が当てはまるか気になるという建設業者様は、是非お気軽にご相談ください。
決算変更届とは
では、建設業の決算変更届とはどのようなものなのでしょうか。
建設業の決算変更届とは、許可を取得した後、事業年度終了日(決算日)から4ヶ月以内に毎年提出する事業報告書になります。法人様はそれぞれの事業年度終了日がありますが、個人様は12月31日が事業年度終了日になっているかと存じます。ですので、個人様は毎年4月30日までに決算変更届を提出しなければなりません。
許可を取得した後の提出書類になるので、どうしても忘れがちになるケースもあるかと存じます。しかし、未提出の場合は更新が出来なくなってしまうこともありますので、必ず提出しましょう。
決算変更届の必要書類
建設業の決算変更届の提出に必要な書類は以下の通りです。
・様式第ニ号 工事経歴書
・様式第三号 直前3年の各事業年度における工事施工金額
・財務諸表
・納税証明書
その他、変更箇所がある場合は使用人数や雇用保険の状況などの書類も必要となります。
なお、経営事項審査(経審)を受けると受けない場合の様式第ニ号の記入方法が異なりますので、ご注意ください。上記書類には、直近の事業年度の実績を記入して提出する形になります。宮城県の場合は、正本と副本と控え(計3部)を準備します。納税証明書は正本に原本が必要になるので、管轄の県税事務所で取得しましょう。弊事務所では必要書類の収集も代行致します。
まとめ
以上が、建設業の決算変更届についてでした。建設業許可は5年に1度の更新になりますので、決算変更届を忘れてしまいがちです。ですが必ず提出が必要ですので、忘れずに作成の上提出しましょう。弊事務所では、建設業の許可の新規申請や更新、決算変更届の作成代行などを承っております。宮城県以外の方でもお気軽にご相談ください。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。