ものづくり補助金 一般型 回復型賃上げ雇用拡大枠、デジタル枠
目次
はじめに
皆さんこんにちは。宮城県仙台市の行政書士水越です。
今回は、以前の記事で纏めた「ものづくり補助金」のうちの一般型 回復型賃上げ雇用拡大枠とデジタル枠を紹介致します。ご参考にして頂けたら幸いです。(2022年6月現在)
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
補助金の概要や基本要件については、以下の記事でまとめておりますので、ご参照ください。
一般型 回復型賃上げ・雇用拡大枠
概要
業況が厳しいながら賃上げ・雇用拡大に取り組む事業者(※)が行う、革新的な製品・サービス開発又は生産プロセス・サービス提供方法の改善に必要 な設備・システム投資等を支援する補助金です。
※応募締切時点の前年度の事業年度の課税所得がゼロであり、常時使用する従業員がいる事業者に限られます。
回復型賃上げ・雇用拡大枠については、基本要件に加えて、①前年度の事業年度の課税所得がゼロであること、②常時使用する従業員がいること及び③補助事業を完了した事業年度の翌年度の3月末時点において、その時点での給与支給総額、事業場内最低賃金の増加目標を達成することが挙げられます。
・補助金額
従業員数 5 人以下 :100万円~750万円
6人~20人:100万円~1000万円
21人以上 :100万円~1250万円
・補助率
2/3
・設備投資
単価50万円(税抜き)以上の設備投資が必要
・補助対象経費
機械装置・システム構築費、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、原材料費、外注費、知的財産権等関連経費
一般型 デジタル枠
概要
DX(デジタルトランスフォーメーション)に資する革新的な製品・サービス開発又はデジタル技術を活用した生産プロセス・サービス提供方法の改善による 生産性向上に必要な設備・システム投資等を支援する補助金です。
デジタル枠については、基本要件に加えて、以下(1)~(3)の全ての要件に該当するものであることが必要です。
(1)次の①又は②に該当する事業であること。
①DXに資する革新的な製品・サービスの開発 (例:AI・IoT、センサー、デジタル技術等を活用した遠隔操作や自動制御、プロセスの可視化等の機能を有する製品・サービスの開発(部品、ソフトウェア開発を含む)等)
②デジタル技術を活用した生産プロセス・サービス提供方法の改善
(例:AIやロボットシステムの導入によるプロセス改善、受発注業務のIT化、複数の店舗や施設に サービスを提供するオペレーションセンターの構築等)
(2)経済産業省が公開するDX推進指標を活用して、DX推進に向けた現状や課題に対する認 識を共有する等の自己診断を実施するとともに、自己診断結果を応募締切日までに独立行政 法人情報処理推進機構(IPA)に対して提出していること。
(3)独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「SECURITY ACTION」の 「★ 一つ星」または「★★ 二つ星」いずれかの宣言を行っていること。
・補助金額
従業員数 5 人以下 :100万円~750万円
6人~20人:100万円~1000万円
21人以上 :100万円~1250万円
・補助率
2/3
・設備投資
単価50万円(税抜き)以上の設備投資が必要
・補助対象経費
機械装置・システム構築費、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサー ビス利用費、原材料費、外注費、知的財産権等関連経費
まとめ
以上が、ものづくり補助金の一般型の回復型賃上げ雇用拡大枠とデジタル枠についてでした。今回紹介した特別枠については、国として推進していくことと関連しています。大切なのは、事業者様がしようとしていることに合う補助金があるかという視点です。逆に、この補助金があるからこの事業をしてみるという視点では、本当にやりたいことが出来なくなってしまいます。ご自身の展開したいことを明確にして、活用していきましょう。弊事務所では、補助金の必須要件となる事業計画書作成サポートを始めとした補助金の申請サポートを承っております。宮城県仙台市以外の方でも是非お気軽にご相談ください。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。