新たに歩道の切り下げをしたい場合は(仙台市)

目次

はじめに

 皆さんこんにちは。宮城県の行政書士水越です。日常的に使用している道路ですが、新たに歩道や縁石を切り下げて出入口を作りたい場合などは承認申請が必要になります。今回は、道路法24条承認について解説致します。ご参考にして頂けたら幸いです。(2022年10月現在)

道路法24条承認とは

 歩道や縁石を切り下げるなど、自動車の出入りがしやすいように新たに出入口を作りたい場合は、道路法24条承認が必要になります。工事をしたいと考えているオーナー様も、利用者様も出入りが楽になるということで、すぐにでも工事に取り掛かりたいと考えるかと存じます。しかし、管理者様(都道府県市区町村等)に対し未承認で工事をしてしまうと、管理者様はもちろん近隣の方とのトラブルや事故が起きてしまったときに大変です。ですから道路法24条承認が必要になるのです。円滑に進めていくためにも、しっかりと承認申請をしましょう。
 なお当然のことですが、行政書士でない方が報酬を得て申請代行を行うことは違法です。気を付けましょう。

道路法24条承認の必要書類(仙台市)

 それでは、承認には何が必要になるのでしょう。以下の通りになります。

① 申請書
② 位置図、平面図、立面図、構造図などの図面
③ 現場の写真
④ 管理者様が求める書類

 以上が主な書類になります。平面図や構造図に関しては、道路台帳を参考にCADなどで工事部分や工事範囲の詳細図を作成しなければなりません。ケースによって異なりますので、市区町村の管理者様との話し合いが大切になります。境界の関係も出てくるため、現地に行って調査する必要があります。また、道路に関連する工事が伴いますので、道路使用許可といった警察署管轄の申請も併せて必要になります。

まとめ

 以上が、仙台市の道路法24条承認についてでした。境界の状況や、現況と計画の比較した図面をしっかりと作成して管理者様との確認を行わなければなりません。工事をしたい道路によって管轄が異なりますので、管理者様とのやり取りが何度も必要になるケースもあるかと存じます。また、申請時の書類に必ず入れて欲しい文言などがあったり、承認申請時だけでなく工事着手時や工事完了時にも届出が必要になり、いずれにしても何度も管轄の役所へ足を運ぶことになりますので注意が必要です。そういった役所との打ち合わせも含めて、駐車場を新設し歩道を切り下げる必要がある場合などご相談ください。弊事務所では、24条承認や道路使用許可の申請代行を承っております。普段の事業活動で書類作成まで手が回らないという方は、是非お気軽にお問い合わせください。本記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。